Environment環境に配慮した取り組みの促進
Case Study取り組み事例
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食品ロス削減
自然から受けた恩恵を自然へ
返す循環型製造システム国連の掲げる課題の一つに「食品ロス」が掲げられています。日本の年間の食品ロス数は 612万トンと言われており、一人当たりにすると年間で約48kg(毎日お茶碗一杯分相当)となります。
当社では、食品メーカーとしてこの課題解決に貢献すべく下記の取り組みを行っています。循環型製造システム
生産農家では、農作物の見た目の問題によって市場で販売ができず廃棄してしまうものが出てしまいます。
当社ではエキスやスープに加工するため、品質に問題ない農作物を仕入れて積極的に「食品のロス」を抑えています。また、工場で使った原料の残渣は生産農家へ帰還し、肥料の原料として使用していただいています。
この自然から受けた恩恵を自然へ返す「循環型製造システム」を構築し、製造するにあたり無駄な「食品ロス」を軽減しています。2023年度の年間食品ロス削減量
- 廃棄予定のはくさい約370トン
- 年間仕入れ量約530トン(豊橋産:70%、茨城産・長野産など:30%)の内、見た目の問題で廃棄される予定のはくさい約370トンを仕入れています。
- 廃棄予定のキャベツ約200トン
- 年間仕入れ量約350トン(豊橋産:80%、群馬産・茨城産・長野産・北海道産など:20%)の内、見た目の問題で廃棄される予定のキャベツ約200トンを仕入れています。
- 廃棄予定の野菜の芯約50トン
- 野菜加工の工場とも連携をして、コンビニやスーパー用などの加工で出た廃棄する野菜の芯を「食品のロス」削減のためにあえて仕入れ、エキスを抽出しています。年間約50トンを仕入れています。
- 工場での製造による残渣
- 食品を製造するにあたり残渣が発生します。通常は大量に破棄され、その多くは焼却処理されます。当社では残渣も再利用するべく、食品リサイクル業者(株式会社明輝クリーナー、豊橋養鶉農業協同組合)と連携し生産農家へ帰還。肥料として再利用していただいています。その量は年間約1,530トンになります。
これらを合わせると、当社の2023年度における年間食品ロス削減総数量は『約2,230トン』にも及びます。
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排水処理設備
水質汚染への問題にも対応
排水処理設備を完備し、工場で発生する汚水を浄化し、水質汚染への問題に対応しています。
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クールビズ実施
エアコンの温度を調整し、CO2排出量を軽減
クールビズを実施し、事務服やスーツを撤廃。
社員一ひとりが涼しい服を着用することでエアコンの室内温度を28℃にキープし、CO2排出の軽減を実践しています。 -
消費資源の削減
資源の削減による環境保全
社内管理システムを導入しデータの共有化をクラウド上で行い、印刷物の削減。
また、社員全員分の名刺をバナナペーパーを採用し、廃棄するバナナの茎を再利用した素材で資源の削減を行っています。 -
ペットボトルキャップの回収
ペットボトルキャップが子供たちのワクチンに
未来を担う子供たちの命を守る為のワクチン注射支援を目的として、ペットボトルのキャップの回収を行っています。
集めたキャップを専門業者に持っていき、JCVへの寄付へと繋がっています。